iPadPro搭載LiDARセンサを利用した検証 vol24「計測面での計測誤差の検証 – 網目状の平面」
今回は屋外での検証になります。計測する対象としては、何もない平面ではなく網目状の場合はどのような検証結果になるのか、です。以前アルミホイルの平面を計測しようしましたが、うまく計測することができませんでした。そこで今回は細かな凹凸がある平面の場合はどうなるのかに視点を当てていきたいと思います。
大きな誤差は出るのかどうか
公園の砂場での撮影になりますが、今の公園はネットがかかっているんですね。用途としては猫除けの効果があるみたいで…話が逸れてしまいましたね。今回はそのネットが掛かっている砂場の半径を計測してみました。実際が約335cmだったのに対して、計測結果が333cmでした。何回か計測してみましたが、ネットが誤差に関わっているという感じではありませんでしたね。どちらかというと端の部分を頂点にうまく設定できないのが誤差に大きく関わっている感じでした。
ただし、今回はネットの下に砂の平面があるのでこの結果でしたが、空中のネット自体の長さを計測できるかと言われると難しいかと思います。
※実寸約335cm
計測方法は用途で分ける
精密に測る場面とだいたいで測る場面では計測方法を明確に分けることで、より計測するハードルを下げることに繋がりそうですね。だいたいでいいのに精密パターンしかなく時間がかかる。といったことも回避できますね。場面にあった計測方法を用意してあげたほうが優しいですよね。