iPadPro搭載LiDARセンサを利用した検証 vol 10 「測りにくい形状の体積計測の精度検証〜大きいもの編〜」
前回に引き続き、「引越しなどでモノを段ボールに収納できるか確認するときに面倒くさいモノ」 =「凹凸・湾曲した形状のためメジャーで測定が大変なモノ」を取り上げていきます。
前回はダンベルでしたが、今回はより大きいイスをARで測っていきたいと思います!イスも足・背もたれの部分が斜めになっていたりするとなかなか測りづらいです。
大きいものでもメジャーとの誤差ほぼなし
検証結果は、なんとメジャー測定と誤差5mm以内でした!メジャーでの測定結果が、51.5cm × 51.5cm × 81.5cmでした。ちなみにメジャー測定では湾曲な形状や斜めの部分をより正確に測るため、壁際にイスを合わせ壁に付箋を貼って測定…という手間がかかっていたりします。その曲線美がインテリアとしては大事なんでしょうが、測定する際には気になる点でもありますね。
大きさ・手が届く範囲に関係なく、直感的なサイズ確認
LiDARセンサの登場でより正確に現実世界を測ることができるようになりました。今回は段ボールサイズで運べるモノを想定してイスを取り上げましたが、自分の身長よりも大きなモノ・手が届かないような高い場所にあるモノを測るときにも活用できそうです!例えば、家で高い場所にあるものですと、電球・エアコン・換気扇などが思いつきますね。