iPadPro搭載LiDARセンサを利用した検証 vol8 「任意ポイントからの距離計測の精度検証」
世の中には「保安距離」というものがあるそうです。詳しくは調べていただきたいのですが、簡単にまとめると-可燃物や爆発物を扱う製造所で火災が発生した際に、周囲の建物に影響を及ぼさない一定の距離-ということだそうです。そこで今回は直感的にその距離を測ることが出来ないか。そしてその精度はいかがなものなのかを検証してみました。
直感的な保安距離の確認
搭載しているLiDARの性能上は5m以内の計測が可能となります。なので、それ以上の距離を測定するとなるとLiDARの恩恵は得られないかもしれませんね。ですが逆を言えば5m以内であればかなりの精度を期待できるということになります。そこで保安距離を2.5mとし、対象物から保安距離を保てているかを試してみました。以下の動画をご覧になるとお分かりいただけると思いますが、床の養生テープから黒いパーティションまでの距離が2.5mとなっています。距離測定の精度はもちろん前後に動くだけで距離を測定できるので、かなり直感的に測定出来ていると思います。今回はアラートを出していますが、ほかにもやりようはありそうですね。
直感的な距離測定
身近な生活の中で「あの机まで何メートルだ?」といった具合に距離を測定したくなる場面が少なからずあると思います。あとは子供などに近づいたら危ない場所を伝える際に「xxメートル離れてね」と伝えても子供からしたら難しいですよね。そんな直感的に距離を測りたいという場面では相性がとても良いような気がします。いざ計測してみたら新しい気づきなどもあるかもしれませんしね。