iPadPro搭載LiDARセンサを利用した検証 vol4 「計測の精度を検証-体積編-」
ここまで長さや面積などを計測し、かなりの精度で計測できてきました。そこで今回は少しハードルを上げて、箱の体積を計測してみようと思います。ここで重要なのは、平面を正しく認識しないと高さが合わなくなるという点です。LiDAR搭載によって面認識の精度がかなり良くなったそうなので、どこまで精度が良くなったのか検証してみようと思います。
実際に段ボールを置いて検証
今回から認識した面が表示されていると見辛いので、非表示にできるようにしてみました。問題の検証結果ですが、精度に関しては言い分無しと言えると思います。ここまで高さの誤差が少ないので精度もかなり良くなっていますね。今までのAR体験で平面を認識した際に高さが合わなくなる、位置ズレが起きるといった問題がかなり解消されたと思います。
※実寸サイズ 325x427x305mm
高さを制したことでよりリアルなAR体験を
今回の検証で分かった、平面認識の精度向上は今後のAR体験でよりリアリティのあるAR体験を実現できると思います。目の前にいるキャラクターやオブジェクトが自分より少し高い位置にある場面などで、誤差が少ないのでユーザが抱く違和感を最小限に抑えることも可能になります。そういった点を意識するだけで表現やアプローチが変わってきますね。